ベートーヴェンはチェロソナタを1番から5番まで書いています。このベートーヴェンのチェロソナタはチェロの新約聖書とまで言われてます。
最も知られているのは3番です。
ベートーヴェンより前のチェロとピアノのためのソナタは、実質的には「チェロ伴奏付きのピアノソナタ」といわれていて、歴史的に初めてチェロはピアノと対等な役割を与えられたとも言われています。
僕はチェロソナタの1番がとても好きです。
今回は図書館で勉強したり、先生に教わったことを書こうと思います。
ベートーヴェン チェロソナタ
第1番の歴史
まず、1番のソナタはベートーヴェンが26歳の頃に書かれました。作曲を始めたのは24歳の頃で1番と2番を同時に作曲しています。
ベートーヴェン26歳の頃は様々な場所で演奏会を開いていると同時に様々な侯爵の前で演奏していたみたいです。
この曲は宮廷で御前演奏され、デュポールというチェリスト(チェロのエチュードで有名)とベートーヴェン自身の為に作曲した。とも言われています。
この曲の勝手な妄想ですけど、
26歳の頃に書いて今から成り上がろうとしているのをとても感じます。
デュポールというとてもいいチェリストを見つけて、作曲意欲が湧いたみたいですが、パートナーを見つけて自分も頑張るぞというのが勝手ながら感じられます。
曲について
特に感じられるのが、第一楽章の序奏〜提示部の部分です。
序奏ではピアノとチェロがユニゾンで囁くように始まるんですが、とても浮遊感があります。
その後、意表を突くようなリズムだったり推進力があるリズムだったり様々な工夫がされて緩急のある序奏がおさまると、提示部のアレグロが始まります。
アレグロではとてもひらけた音楽で、序奏で使われた素材が使われていたり、ピアノのワルトシュタインを彷彿させる8分音符の連打に乗せてさわやかなメロディが奏でられます。
他にもベートーヴェンピアノソナタのOp14-1の冒頭と一致するメロディがチェロで奏でられたりもしています。
まとめ
この曲の好きなところは本当に今から始まるぞといったところです。
自分もこんな風になれたらなあと思う次第なんですけどね〜。
とにかくこの名曲を皆さんに聞いてほしいです!笑
今の時代の人はとくにこの曲を聴いて夢や希望なんて持ってくれるといいな〜と思います!
- アーティスト: ロストロポーヴィチ(ムスティスラフ),ベートーヴェン,リヒテル(スヴャトスラフ)
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2010/03/24
- メディア: CD
- 購入: 5人 クリック: 5回
- この商品を含むブログを見る
ベートーヴェン : チェロ・ソナタ集 : Op.5/1-2, 69, 102/1-2/ヘンレ社原典版ピアノ伴奏付ソロ楽譜
- 出版社/メーカー: ヘンレ社
- 発売日: 2010/02/10
- メディア: 楽譜
- この商品を含むブログを見る