こんにちは、チェロの中村充です。
羽生善治さんの捨てる力というのを読んでいます。
羽生善治さんがインタビューを受けた時の話だったり、プロ棋士になってからどういう生活をしたかなどを書いている本でとっても面白いです。
ざっっっくり言うと羽生善治名言集といった感じ。
これが面白くて、プロ棋士の生活は毎日なにしてるのかだったり、将棋をする人はなにを考えているのかだったり、自分がどうあるべきかだったりが書かれています。
羽生善治さんと関係ないですが、あるプロ棋士はまだプロ棋士になる前のプロを目指している段階で息詰まってしまい、一度プロを断念し、サラリーマンとして働きますが、将棋をする喜びをまた感じたらしく、もう一度プロ棋士を目指すとみるみるうちに勝てるようになり合格した。という話があるそうです。
羽生さんの本にはこう書いてあります。
みんなプロを目指している人はただ負けたくないだったり勝ちたい、プロになりたいという気持ちが強くなりますがアマチュアだとそのプレッシャーから開放されたとき、どんどん攻めていけるようになりのびのびとできます。
もともとプロを目指す人は将棋が強い、強い人がのびのびとすると当然いい結果が出ます。
プレッシャーに苛まれ続けてるとよくない、目先の勝負にこだわっているときはどんな人でも狭くなるもので、解放されたときその人が本来持っている力を発揮できるのではないでしょうか。とのこと。
とても面白いなと思いました。僕も、やっぱりもっと上を目指したいし、早く一人前になりたいと気持ちが先行していて、ここ数年間は音楽は楽しくなかったかもしれません。
少し考えを変えるだけで物事は変わるんだなあととても思いました。
あとは守ろうとすると後ろ向きになるって言葉だったり積極的にリスクを負うことは、未来のリスクを最小限にする、なども好きです。
本当のリスクとは決断を下したあとではなく束の間のリスクを恐れて逃げてしまうことが本当のリスクだそうです。
僕は今までリスクを負うのがとても怖かったですが、この本を読んでなるほどなと思いました。
まだ、行動していることは少ないですけど、これからは行動を増やすのでここに記しておきたいと思います。
また羽生さんの本で書きたいことが増えたら書きます。